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千葉県船橋市宮本のくわじま動物病院 駐車場完備

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コラム

当院の腎不全の治療について

腎不全の管理で重要なのは、体液や電解質バランスを適切に保つことです。
そのため、水分補給の方法としては
1.経口2.注射のいずれかの方法で、腎不全の状態に合わせ水分を補給しなければなりません。

具体例で説明すると、
体重5Kgで中程度の脱水を伴う犬・猫での一日必要水分は、約500ml以上と推測いたします。腎不全の臨床症状では、嘔吐や下痢、食欲低下がありますので、強制的に約500mlの水分を補給するのは動物の苦痛も伴うこともあります。またそれを補給する飼い主にも負担になることがあります。

そのため、非経口的(注射)の方法がとられます。
その方法にも皮下点滴静脈点滴の二通りに分けられます。

皮下点滴は外来で短時間で処置でき、入院のストレスもありません。しかし、一日必要水分を補給することは不可能です。

静脈点滴は一日必要水分を24時間かけて点滴するため、循環器系に負担もかけずに、確実に補給することが可能です。しかし、ペットの性格によってはストレスをかけることがあります。その対応としては、入院当初より期間を3日間なり、限定しその治療効果とストレスの相互関係を把握することが必要となります。

特殊な方法としては、皮下点滴を自宅で行う方法です。毎日決まった点滴量を飼い主自身が実施する方法です。外来に毎日来る必要がなく確実に点滴できます。しかし、飼い主自身が点滴をするため針を刺すこと、つまり嫌な思いをさせる行為を行うことにより、ペットとの信頼関係が失われることがあります。

まとめ
1.強制的経口水分補給
2.外来での皮下点滴
3.自宅での皮下点滴
4.入院での静脈点滴

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