混合ワクチンについて
当院の犬混合ワクチンの変更について
現在 当院では、デュラミューン MX 5
(犬ジステンパー、犬アデノウイルス(2型)感染症、犬伝染性肝炎、
犬パラインフルエンザ及び犬パルボウイルス感染症)
による犬5種混合ワクチンを基準に、感染症の予防を使用しております。
しかしながら、千葉県獣医師会感染症委員会及び国立感染症研究所の調査で、
千葉県下の犬において、人獣共通感染症(動物から人にうつる感染症)
であるレプトスピラ症の感染陽性率が高いことがわかりました。
レプトスピラ症は、ネズミなどを媒介し犬に感染し、
死亡率50%という高い確率で亡くなり、同時に人にも感染します。
また 病原菌は、湿潤環境を好む特徴があります。
近年の地球温暖化に伴う、ゲリラ豪雨などによる、
下水道からのネズミの影響もあるかもしれません。
よって、今まで5種混合ワクチンを接種していたワンちゃんは、
今後 “京都微研”キャナイン-9(犬ジステンパー、犬アデノウイルス(2型)感染症、犬伝染性肝炎、
犬パラインフルエンザ、犬パルボウイルス感染症、犬コロナウイルス感染症、
犬レプトスピラ病(コペンハーゲニー・カニコーラ・ヘブドマディス)
に変更していく必要もありますので、外来診察時に再度説明させていただきます。
適切なワクチン接種で、大切なワンちゃんを感染症から守ってあげましょう。