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千葉県船橋市宮本のくわじま動物病院 駐車場完備

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スタッフブログ

はじめまして。院長の桑島 智です。

院長 桑島 智

これから月に1,2回のペースで、私の仕事に関することや、日常の出来事などを
更新していく予定です。

第1回目、まずは自己紹介をしたいと思います。

私は千葉県船橋市で祖父・父・叔父とも獣医師で、動物病院の家に生まれました。獣医師の始祖は古く、現存する慶応年間作成の家系図によりますと、平安時代にさかのぼります。

初代と伝えられるのは、804 年に遣唐使として、唐に渡った肥後の国の平 仲国であります。史書によれば、仲国は 唐の馬師皇に馬医の術を師事し、帰国後、その技術を諸国に広めました。戦国時代に入って、仲国の末えいである藤原仲時の代に姓を桑島と改めました。

私は仲国から数えて 22 代目に相当し、祖父の代では牛馬に蹄鉄を装着する装蹄師を兼ねた大動物を中心とした獣医業でありました。父の代からは犬や猫などの小動物診療の開業獣医師となりました。当時では珍しく、バイクで遠くは銚子や南房総まで足を延ばすこともしばしばだったそうです。

そんな多忙な状況のためか、日常生活は病院内で過ごす事が多く、幼稚園から帰れば犬舎掃除の手伝い、時には往診先まで同乗していました。また何もないときは病院の待合室で飼い主とおしゃべりしたり、性教育の一環として避妊手術のレクチャーをされたこともありました。

健康な動物をみている反面、数多くの病気の動物を日常的にみてきました。中学2 年 の頃、膀胱結石に因る排尿障害で苦しんでいるミニチュ アシュナウザーが、手術によって劇的に改善し、その後の長期的な経過を目の前で観察し、最後を看取りお通夜まで参加しました。かけがえのない小さな命の大切さや家族の中のペットの存在の重要さを実感し、獣医師になること を決意いたしました。

大学で所属した外科研究室のある教授の退官時の言葉が忘れられなく、今も心の片隅にあります。それは「切らない外科医」という言葉であります。大学研究室で 4 年、研修医 2年外科一筋で過ごしてきた、新米獣医師の私にとっては、興味深い話でありました。

  

本当に外科的療法が最善か? またその診断・検査・予後全てにおいて、本当に外科の選択肢が良いのか? さらにペットと飼い主が、手術によって幸せな結果を、導くことができるのかを説いた内容でありました。実際、現状では本来は外科疾患であるべきものが、内科的治療で良い結果をもたらしたり、またその逆もあることを経験いたします。

既製品的なマニュアル治療、オーダースーツのようなテーラーメイド治療があるならば、後者であるべきと考えています。

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